フードもさることながら、草木の花粉もアレルギーがあることが発覚した紫音さん。

減感作療法の治療に踏み切ることにしました。

文字が多そうなので、関係ないけど2匹のお散歩画像と一緒に読んでくださいね。

P8231834

私自身も減感作療法の治療をした事があるので、それもふまえて書きたいと思います。

まず、この治療はアレルギーの根治の可能性のある唯一の治療です。

ステロイドや、飲み薬は対処療法で治していく治療ではありません。

P8231836

体の中にある免疫システムの中のIgE抗体と呼ばれる、

外から侵入した害のあるものを攻撃する抗体が、

反応の必要のないものに反応している状態という感じでしょうか。

一旦発症すると、その物の摂取を避ける以外に反応しなくなることはありません。

花粉等のアレルゲンを水に例えると、アレルゲンにさらされ、

器に水が溜まって、それがこぼれたときに発病というイメージです。

持って生まれた器が、コップくらいの犬もいれば、プールくらいの犬もいます。

いっぱいにならなければ、発病しないので問題なしです。

紫音さんの場合は、いろんな花粉やフードで、器が小さかったみたいです。

P8231838

この治療は薄めたアレルゲンを体内に注射して、慣らしていくという治療法です。

最初は頻繁に注射して少しずつ濃度を上げていきます。

濃度が既定の最大濃度まで上がると、今度は注射期間をあけて行きます。

そうする事によって、だんだんと体が慣れていって反応しなくなるというわけです。

犬の場合、プログラムが9か月。

個体によって効果は様々で、治る子もいれば、完全には治らない子もいます。

やってみないと分からないというのがデメリットですかね。

あと、最初は2日に1回という間隔で病院に行かないといけないこと。

きちんと守らないと、9か月以上かかること。

稀ですが、アナフィラキシーショックの可能性があること。

P8231840

でも、8割くらいは改善するらしいです。

私が実際に行った花粉やハウスダストの減感作療法では、ハウスダストは根治。

花粉も杉の時期は鼻呼吸が出来ないくらいひどかったですが、今は薬なしでも何とか耐えれます。

感覚では9割治った感じですね。

自分がやったことあるので、紫音さんの時もそこまで心配はしてないです。

いくらかましになったらいいなぁと思ってます。

P8231843

紫音さんから採った血がアメリカにわたり、紫音さんが反応してるアレルゲンの紫音さん用の治療薬です。

今は2日に1回でしんどいですが、良くなることを信じて9か月頑張ります。

P8231851

紫音さんが病院好きで良かった~。

注射も全く痛くないみたい。

保定無しで注射してる紫音さんでした。

ちなみに朱音さんは元気ですよ。

長々とありがとうございました。

病院で超良い子の紫音さんにポチッとお願いします。
にほんブログ村 犬ブログ 黒柴犬へ